台本
この映画で監督を務めた戸辺は、映画制作の経験と言っても友人の作る自主映画にちょこっと出演したりする程度でした。
それでもこの映画をどうしても作りたかった戸辺は、当初、脚本だけは自分で書いて、監督は自主映画制作の経験豊富な友人に頼んでいました。
戸辺がこの映画に向けて書いた脚本は、以下の6つがあります。
1.「驛舎(仮題)」第1稿 1983/01/16脱稿
これは準備稿のようなもので、とりあえず頭の中のイメージを文字に起こした程度の物でした。生協のB5のレポートパッドに殴り書きしたもので、清書していないため残っていないと思われていましたが、物持ちのいい戸辺の押入れの奥のダンボールに残っていました。
とは言え、読み返すのもめんどくさい汚さですw
2.「驛舎(仮題)」第2稿 1983/10/05脱稿
第1稿で固めたイメージを、より映画的に構成し整理し直したものです。とは言えまだまだまだまだ頭の中だけの世界観で、実際にどこで撮影するか決まってないまま書かれています。
つまりこれはロケハン用の稿と言ってもいいかもしれません。
事実、この稿を元に各ロケハンを行い具体的なロケ地を決めていきました。
ちなみに、実際に大垣夜行に乗って大垣まで行き、ラストシーンを大垣に決定しています。
また、この稿をベースにキャストの募集をしています。
3.「驛舎(仮題)」第3稿 1983/11/21脱稿
この稿は、主に第2稿によるロケハンの結果を基に決定した各ロケ地の情報に合わせ修正したものです。実際に演じる人と会って、キャラクターのイメージを変更したりもしています。
4.「驛舎(仮題)」第4稿 1984/01/26脱稿
配役もほぼほぼ確定し、予算やスケジュールから撮影できる条件に沿ってまとめたものです。ところが!
本当ならこの稿で決定稿になり、2月上旬からクランクインする予定でしたが、監督をするはずだった友人が急に別の自主映画に注力することになり、この稿が出来上がった直後に監督を下りたことで、いったん全てが白紙になってしまいました。
機材も買い揃え、人もたくさん集めてしまった戸辺は心底焦りました。
そこで、仕方なく自分で監督も務めることにし、急ごしらえで自分が監督するバージョンの脚本に書き直し始めましたが何せ時間がありません。
5.「Too far away」第5稿(撮影稿)1984/02/19クランクイン
何とか3週間で形にし2週間遅れでクランクインしましたが、この第5稿は脚本としては完成していませんでした。そこで、撮影しながら脚本を推敲しつつ、現場でみんなで話し合いながら修正していくと言う、なんともスリリングな撮影になってしまいました。
6.「Too far away」決定稿 1984/04/06脱稿
このサイトに掲載している「決定稿」は、第5稿が脱稿したのを機に、1984年3月31日までの撮影時の記録を加えてまとめたものです。当然ながらそれ以降の撮影での変更や編集時の変更、アフレコ時の変更は加味されていません。
そして台本の形で製本された唯一のものです。
製本と言っても、当時、パソコンやワープロなど全く普及しておらず、中身はまるっきりの手書きで、印刷も今のようなプリンターは存在していませんから、生原稿を生協のコピー機でコピーした物をホチキス止めした手作り感満載の物でした。
とは言えクランクインから1カ月以上経ってようやく台本の形にまとまったときは大変感慨深いものがありました。 それは逆に、1カ月半近くもの間、まともな台本なしに撮影していたと言う滅茶苦茶な現場だったという事ですが(苦笑)。
完成作品と台本を比べてみると、また別の角度から制作の格闘の様子を感じ取ることが出来ると思います。
是非お楽しみください。
※クリックすると別ウィンドウで開きます。
Too far away 決定稿
絵コンテ


絵コンテは、台本から映像イメージを絵に起こしたものです。
『Too far away』の場合、特に大掛かりなロケや条件の厳しい撮影など、2度と撮れないものや失敗の許されない撮影を中心に絵コンテを用意しました。
とは言え、絵コンテ通りに撮影することが絶対なわけではなく、むしろ絵コンテを叩き台に撮影にかかわる全員がきちんと話し合いイメージを共有し、その時考えうる最善のものを導き出す手助けになるアイテムが絵コンテなのだと考えていました。
『Too far away』では、147枚(500カット弱)の絵コンテが用意されました。それでも全てのカット分が用意されたわけではありません。
ギリギリのスケジュールで撮影を続けていたため、どうしても絵コンテを書く時間が取れない時もありました。そんな場合は台本にカット割りをして撮影していました。
また、このサイトでは全ての絵コンテを開示することはしません。絵コンテは、あくまで制作サイドの内部資料にすぎませんので。
なーんてカッコつけずに正直に言うと、お見せできるほどの完成度ではないのです。恥ずかしすぎてとてもお見せ出来ません。
わざわざサイトのページにチャプターを立てておいて公開しないはおかしいだろう、との声が聞こえてきそうなので、2シーン分だけ公開します。
どうかこれで勘弁して下さい。
で、絵コンテなんてこんなテキトーでいいんだと自信を持っていただけたら幸いです。
1984年制作時の使用楽曲
この映画では、一切の営利を目的としていません。あくまで学生の自主映画サークルが映画作りを楽しむ趣旨のもと制作されたものです。1984年制作当時も今も、一般上映や複製、ましてや販売など微塵も想定していません。
残念ながら当時はオリジナルの楽曲を独自に用意することができなかったため、あくまで私的利用内で楽曲を利用させていただきました。
当然のことながら、作品中に使用されている楽曲の著作権は全て楽曲の著作権利者に帰属しています。
今回、使用楽曲についての情報を公開するにあたって、自主映画制作においてこういった楽曲の使用を推奨するものではありません。
また、情報内のアルバム発売日は、全て僕が買ったアナログレコード盤の発売日となっています。
1.生まれ変わる為に/水越けいこ

作詞・作曲:水越恵子、編曲:佐藤準
レーベル:POLYDOR
1979年12月15日発売の3rdアルバム「Aquarius」のSIDE-Aの1曲目に収録されている曲。
映画の最初に流れる曲なので、自主映画「Too far away」がどういう雰囲気でどんなイメージなのかを観客に伝える重要な役割を果たす。それはLPレコードも一緒で、そのアルバムの1曲目がそのアルバムの印象を左右する。だから映画の冒頭が「Aquarius」の1曲目、映画のエンディングが「Aquarius」のラストの曲、と言うのは必然と言えば必然なのかもしれない。ただ、それゆえこの映画が水越けいこさんの「Aquarius」のプロモーション映画と揶揄される所以でもある(笑)。
劇中では、目覚まし代わりに流れているFMから、DJの紹介とともに曲が流れだすと言う演出だった。思いついた時は「俺って天才じゃね?」と思ったが、やってみるとセリフがごちゃごちゃして聞き取りづらくなってしまった。それはさておき、何故かこの曲が醸し出す雰囲気は他に代えが利かないのだ。唯一無二ゆえに間違いなく名曲だと断言できるのである。
2.君のハートはマリンブルー/杉山清貴&オメガトライブ

作詞:康珍化、作曲・編曲:林哲司
レーベル:Vap
1984年3月21日発売の2ndアルバム「River's Island」のSIDE-Bの1曲目に収録されている曲。1984年1月21日にアルバムに先駆けてシングルカットされている。
この頃はバブル景気の直前で、シティミュージックなる都会を感じさせるオシャレな曲が街中にあふれていた。安部恭弘、安全地帯、杏里、稲垣潤一、大滝詠一、角松敏生、来生たかお、久保田利伸、佐野元春、スターダストレビュー、徳永英明、山下達郎などなど(敬称略・五十音順)。もちろん杉山清貴&オメガトライブさんもその中にいた。ファンだった僕は、当然、アルバムは解散までの全てを持っているし、杉山清貴さんがソロでデビューしてからもCDを買い続けていたくらい、どっぷりはまっていた。よって、劇中でカーステレオからこの曲が流れる設定で使わせてもらっているのは僕にとって極めて自然な事だったのだ。
3.If you .../角松敏生

作詞・作曲・編曲:角松敏生
レーベル:AIR/BMG VICTOR
1984年4月21日発売の4thアルバム「AFTER 5 CLASH」のSIDE-Aの1曲目に収録されている曲。
劇中、麻利子さんがこの曲を流しながら、ダンス?ウォーミングアップ?しているが、実はこのシーンで何の曲を使うか全く考えていなかった。よって撮影時に曲は無し。演者の独自のリズムで適当に動いてもらっていたからさあ大変。後になってどの曲を持ってきても全くピンとこない。そんな時、角松敏生さんの曲の力を借りるとあら不思議。下手くそな演出を見事にカバーして余りあるそれっぽいシーンへと昇華してくれたのだ。
4.YOKOHAMA Twilight Time/角松敏生

作詞・作曲・編曲:角松敏生
レーベル:RCA/RVC
1981年6月21日発売の1stアルバム「SEA BREEZE」のSIDE-Bの1曲目に収録されている曲。同じ日にシングルとしても発売されている。
初めてこの曲を聞いた時、「こんなにオシャレな邦楽がこの世にあるのか!」と、とてつもない衝撃を受けたのを覚えている。以来、しばらくの間、自分のカーステレオからは「SEA BREEZE」が繰り返し流れ続けていた。夕暮れにこの曲を聴きながら横浜ベイブリッジをドライブしたのも、今となっては懐かしい思い出。一瞬で角松敏生さんのファンになった僕は、以後アルバムを買い続けることになる。
劇中では、亮と麻利子さんのドライブシーンでカーステレオから流れている設定で使用させてもらっているが、カーステレオから角松敏生さんが流れているのは当時の僕には至極当たり前のことだったのである。
5.LET'S GROOVE/EARTH, WIND & FIRE

Maurice White/wayne Vaughn
レーベル:CBS
1981年10月発売の13thアルバム「天空の女神(原題:Raise!)」のSIDE-1の1曲目に収録されている曲。
当時、洋楽を全く聞かなかった僕は、共同製作の宮岸くんからいろいろと曲を紹介してもらい、EW&Fはもちろん、WHAM!とかSADEとかShakatakとかを良く聞くようになっていった。
使用シーンは横浜のオシャレなカフェを想定していたので、「店に流れるBGMはオシャレな洋楽で決まり」と実にあっさり決めてしまった。実際この曲は当時とても流行っていて、どのお店でも良く流れていたので、むしろナイスな選択だったのではないかと思う。
※YouTube版では
「柔らかな嘘」作曲:watson [フリーBGM・音楽素材 MusMus https://musmus.main.jp/]
を使わせていただいています。
6.夏色のナンシー/早見優

作詞:三浦徳子、作曲:筒美京平、編曲:茂木由多加
レーベル:taurus
コカ・コーラのCM「YES COKE YES篇」に起用されヒットした名曲。1983年4月1日にシングルとして発売。アルバムは1983年8月21日発売のミニアルバム「DEAR」のNANCY SIDE(SIDE-Aに相当。SIDE-Bに相当する面はLION SIDEと言う)の1曲目に収録されている。
ちなみに、コカ・コーラのCMには当然早見優さんご本人が出演していて、特に夏バージョンでは16歳の早見優さんのピッチピチの水着姿が拝めたとあってファンは大興奮だった。早見優さんが水着姿でコカ・コーラを持つポスターは盗難が相次いだという。今だから言うが、僕もその犯人の一人である。
この曲は、居酒屋のシーンで店の有線放送で流れている設定になっている。実際、当時は歌番組や有線でも良く流れていた。当時の居酒屋なら演歌じゃね?と言う意見もあるが、僕が早見優さんのファンなので全く譲れない話である。
7.Just A Little Bit/サザンオールスターズ

作詞・作曲:桑田佳祐、編曲:サザンオールスターズ、弦管編曲:八木正生
レーベル:Invitation
1982年7月21日発売の5thアルバム「NUDE MAN」のSIDE-Bの7曲目、つまりアルバムの最後の曲としに収録されている。
この曲はシングルカットされておらず、知名度はいまいちのはずだが、YouTubeでカバーする人が大勢いる隠れた名曲の一つ。ジャズナンバー風の編曲でイントロのピアノが実に印象的。
この映画の中で唯一ブリッジ的に挿入した楽曲。なんとも贅沢な使い方だと思う一方、サザンオールスターズさんには極めて失礼な使い方だとも思う。ただ、あまりにも素敵な曲なので一部分だけでもどうしても使いたくて、この曲の素晴らしさを広く万人に知ってほしかったのも事実。もっとも一般向けに上映したことはないのだが(笑)。
※YouTube版では
「古き良き日々」作曲:watson [フリーBGM・音楽素材 MusMus https://musmus.main.jp/]
を使わせていただいています。
8.SEA LINE "RIE"/角松敏生

作曲・編曲:角松敏生、ブラス編曲:数原晋
レーベル:AIR/RVC
1987年7月1日発売の10thアルバム「SEA IS A LADY」のSIDE-1の2曲目に収録されている曲。1987年6月6日にシングルで発売されている。
このアルバムは全ての曲がインストゥルメンタルで、しかも曲ごとに曲名とは別に女性の名前がついている。つまり曲名は本来「SEA LINE」なのだ。
また、1984年にこの映画を制作した時には、当該シーン(音楽スタジオのシーン)は音楽も効果音も全く入っていない無音状態だった。しかし数年後、無音なのは寂しいと、使うならおしゃれな楽曲だと、深く考えずにこの曲を使用したところ、後になって1987年発売だったと気づいたのだが、どうせ自分で楽しむだけのものだし、と良しとしてしまった。そのせいで、1984年制作なのに1987年の曲が流れると言う時間軸の狂いが生じている。
9.Single Girl/水越けいこ

作詞・作曲:伊藤薫、編曲:大村雅朗
レーベル:POLYDOR
1981年5月21日発売の6thアルバム「Jiggle」のSIDE-1の4曲目に収録されている曲。また、この曲はアルバム発売に先駆け1981年4月にシングルが発売されている。残念なことに大ヒットには至らなかったが、女性の切ない恋心を綴った名曲の一つであることは間違いない。
この曲を聞いた時、当該シーン(麻利子さんが亮とのけじめをつけようと覚悟したシーン)と一瞬で直結した。劇中では、ラジカセの前に「Jiggle」のカセットテープが置いてある通り、亮の部屋のラジカセから流れている設定になっている。実際、撮影時にもこの曲を流して役者さんの気持ちを作ったりしていた。
10.EAST RIVER DRIVE/GROVER WASHINGTON, Jr.

Grover Washington, Jr.
レーベル:ELEKTRA
1983年発売の15thアルバム「Come Morning」のSIDE-1の2曲目に収録されている曲。
グローバー・ワシントン・ジュニアはジャズ・フュージョン界を代表するサックス奏者で、スムーズ・ジャズの父としても知られている。そんな訳で、大人の雰囲気のオシャレなお店では彼の楽曲が良く似合い、また、実際に当時それ系のお店では当たり前のように流れていた。
この映画でも、三次が麻利子さんを連れていくオシャレなバーの店内で流れているBGMの設定で使わせてもらっている。確かにこの曲が流れていればどんな店もオシャレな高級なバーに見えてしまうから不思議。(ロケさせて下さった“ありす”さんをディスってるのではありません^^;)
※YouTube版では
「雨の恋人たち」作曲:甘茶 [甘茶の音楽工房 https://amachamusic.chagasi.com/]
を使わせていただいています。
11.THE WORKING HOUR/Tears for Fears

Roland Ozabal/Ian Stanley/Manny Elias
レーベル:mercury
1985年発売の2ndアルバム「シャウト(原題:Songs From The Big Chair)」のSIDE-1の2曲目に収録されている曲。
もともとバーのシーンでは、時間経過関係なく前出の「EAST RIVER DRIVE」だけが使われていたが、数年後に見直すと、時間経過が分かりづらいとの理由で、当時よく聞いていたティアーズ・フォー・フィアーズの曲を使わせてもらった。ところが「やべぇ、これ1985年発売だったのか!」と、また時空の歪みが生まれてしまったのだが、個人的に楽しむ分には何の不都合もなかったのでそのまま良しとした(2度目)。
※YouTube版では
「Gunshot Straight」作曲:watson [フリーBGM・音楽素材 MusMus https://musmus.main.jp/]
を使わせていただいています。
12.ヨーソロ/水越けいこ

作詞・作曲:伊藤薫、編曲:大村雅朗
レーベル:POLYDOR
1979年12月15日発売の3rdアルバム「Aquarius」のSIDE-Aの5曲目に収録されている曲。シングルカットされていないので知名度は低いはずだが、意外や意外YouTubeでもカバーする人が多い知る人ぞ知る名曲の一つ。
この曲は喫茶店のBGMという設定で流れている。しかしお店に流れるBGMではあるのだけれど、それ以上にキャラクターの感情を的確に際立たせ、曲の持つ感情表現の力をまざまざと見せつけられた感がある。いったんこの曲に合わせて編集してしまうと、全く代えが利かなくなってしまうと言う恐ろしい魔力を秘めている。この一点を捉えても、作詞・作曲の伊藤薫さんは天才以外の何者でもないと断言できる。
13.幸福論/中島みゆき

作詞・作曲:中島みゆき、編曲:小野崎孝輔
レーベル:CANYON
1984年10月24日発売の11thアルバム「はじめまして」のSIDE-Aの2曲目に収録されている曲。シングルカットはされていない。この曲はこの映画で初めてシーンを盛り上げるための効果BGM的な曲として使わせてもらっている。
それは、いなくなった麻利子さんを仲間たちが探しに散っていくシーンなのだが、当初、このシーンには別の曲を想定していた。ところが完成間際の秋に「はじめまして」が発売されたので早速購入して聞いてみると、まるであのシーンのために用意されたかのような曲が収録されていた。実際にあててみると、いやもうこれしかないでしょってくらいピッタリだった。こんなにジャストフィットされてしまうと、もうどうやっても代えが見つからない。この曲に限らず中島みゆきさんの曲には強いメッセージがありドラマがあり聞く人の心を強く揺さぶってくる。ゆえに僕の大好きなアーティストのひとりである。
14.あなたに/安全地帯

作詞:松井五郎、作曲:玉置浩二、編曲:星勝・安全地帯
レーベル:KITTY RECORDS
1984年5月1日発売の2ndアルバム「安全地帯II」のSIDE-1の5曲目に収録されている。残念なことにシングルカットされていない。「幸福論」に続きシーンを盛り上げるための効果BGM的な曲として使用させてもらっている。
夜行列車に乗って故郷へ帰る麻利子さんが過去を回想するシーンで流れるが、その旋律の美しさ、歌詞の素晴らしさ、玉置浩二さんの歌唱の深さが、否が応にもこのシーンを盛り上げてくれる。いやむしろ、この曲に下手な背景動画など合わせちゃいけないのかもしれない。それくらいの名曲である。それが証拠にシングルカットされていないアルバム収録曲にもかかわらず、今でもYouTubeにはカバー動画が数多アップされ続けている。
15.Too far away/水越けいこ

作詞・作曲:伊藤薫、編曲:大村雅朗
レーベル:POLYDOR
1979年12月15日発売の3rdアルバム「Aquarius」のSIDE-Bの5曲目、つまりアルバム「Aquarius」のトリを務める最後の曲である。
言うまでもなく水越けいこさんを代表する名曲のひとつで、国内のプロ歌手や外国の歌手もカバーする名曲中の名曲。有名どころでは1988年に谷村新司さん、1991年に堀内孝雄さんが「Far away」として、作詞作曲した伊藤薫さんが1995年11月25日にセルフカバーで「君への道」として歌っている。
あまりの人気から水越けいこさん自身も初出から6年半経った1986年5月1日に12インチシングルとして発売。その後も1992年のシングル「幸せになって」、1997年のシングル「You are my life」、2013年のシングル「僕の気持ち」のc/wでカバーし、1997年の時には谷村新司さんとデュエットもしている。
特筆すべきは大村雅朗さんの編曲である。水越けいこさんの歌唱、伊藤薫さんの作詞作曲が凄いのは当然として、数多ある一流アーティストのカバー曲がこのオリジナルに決して及ばないのは、大村雅朗さんの優しく透明で切なくも愛に満ちた編曲によるものだと確信する。
ちなみにこの映画のタイトルはもともと「Too far away」ではなく、この曲の使用も想定していなかった。しかしこの曲と出会って、映画を構成するピースが全てキレイに収まった。映画のタイトルが「Too far away」だから、なんてちっぽけな理由ではなく、この曲がラストに流れるからこの映画が成立しているのだ。
番外編.驛舎/さだまさし

作詩・作曲:さだまさし、編曲:服部克久
レーベル:Free Flight
1981年2月25日発売のさだまさしさんがソロになって13枚目のシングルである。アルバムとしては1981年11月18日発売の「昨日達…(イエスタデイズ)」に収録されている。このアルバムはベストアルバム的な位置にあり、主に過去に発売されたシングルA面で構成されている。本編での使用はないものの、言わずもがな「驛舎」は自主映画「Too far away」の原点なので紹介しないわけにはいかない。
深夜ラジオで「驛舎」のフルコーラスが流れたのをたまたま聞いた時、僕の脳裏にその情景がありありと浮かび感動に打ち震えた。それからずっと心のどこかに「頭に焼き付いているこのイメージを映像にしたい」と言う思いがくすぶり続けていた。
ここで奇跡が起こる。高校の時から自主映画を作っていた友人と大学で出会ったのだ。彼の自主映画づくりを手伝っているうちに自分の手で自主映画を作ろうと決心。3年間バイトをし貯めたお金を全て注ぎ込み、やがて出逢った素晴らしい仲間たちの力を借りて自主映画「Too far away」として形にする事ができたのだ。
こうして使用させて頂いていた楽曲を振り返ると、当時の流行や文化を色濃く反映している事が分かります。使用楽曲をまとめた自分専用の「勝手に Too far away サウンドトラック」は、1984年前後にタイムスリップできるお気に入りのMyベスト盤です。
もし、1984年制作版を見る機会があって気になる楽曲と出会ったなら、是非購入してセリフや効果音なしのフルコーラスで聞いてみてください。絶対にお気に入りの1曲になること請け合いです。
言い訳ではありませんが、なぜか僕の好きな映画は、既存の楽曲を劇中で多用するものが多かった気がします。「小さな恋のメロディ(1971)」「アメリカン・グラフィティ(1974)」「バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985)」「スタンド・バイ・ミー(1987)」などなど。古い時代設定に合わせた楽曲を使用することで、当時の情景を際立たせる手法が大好きでした。自主映画「Too far away」は、作った当時の楽曲をリアルタイムで使ってしまいましたが、36年経つと前出の映画のように当時の雰囲気を再現するだけにとどまらず、もはや出演者の一人のように映画の中に存在しています。改めて思います。音楽って本当に、素晴らしい。
制作費
自主映画を作ろうと思ったものの、機材も何も持っていなかったので、バイトして貯めたお金を全て注ぎ込み、全て自費でまかないました。フィルム代も大がかりなロケ費も全てひとりで負担しました。その代わり出演者やスタッフのギャラは無し。加えて都内での撮影では、最寄り駅までの電車代や食事代は、申し訳なかったけれども本人に負担してもらいました。
使用機材
メーカー | 品名 | 摘要 | 当時の定価※1 | 個数 | 金額 | |
---|---|---|---|---|---|---|
カメラ | FUJIFILM | FUJICA ZC1000本体 | 8mmカメラ本体 | \144,200 | 1 | \144,200 |
FUJIFILM | 10倍ズームレンズ | ZC1000用交換レンズ | \69,300 | 1 | \69,300 | |
FUJIFILM | レンズフード | ZC1000用 | \1,200 | 1 | \1,200 | |
FUJIFILM | アイカップ | ZC1000用 | \300 | 1 | \300 | |
FUJIFILM | グリップ | ZC1000用 | \8,000 | 1 | \8,000 | |
FUJIFILM | ソフトケース | ZC1000用 | \5,000 | 1 | \5,000 | |
FUJIFILM | 5.5mm広角レンズ | ZC1000用交換レンズ | \43,000 | 1 | \43,000 | |
FUJIFILM | FUJICA ZX500 | 8mmカメラ本体 | \73,700 | 1 | \73,700 | |
FUJIFILM | レンズフード | ZX500用 | \1,100 | 1 | \1,100 | |
FUJIFILM | アイカップ | ZX500用 | \200 | 1 | \200 | |
FUJIFILM | ハンドストラップ | ZX500用 | \500 | 1 | \500 | |
FUJIFILM | ソフトケース | ZX500用 | \1,500 | 1 | \1,500 | |
FUJIFILM | パルスシンクキット | 同録システム(ZC1000用) | \71,000 | 1 | \71,000 | |
フィルター | KENKO | スカイライトフィルター | Φ62mm | \3,300 | 2 | \6,600 |
KENKO | スカイライトフィルター | Φ55mm | \2,200 | 1 | \2,200 | |
KENKO | PLフィルター | Φ62mm | \3,300 | 1 | \3,300 | |
KENKO | C12フィルター | Φ62mm | \3,300 | 1 | \3,300 | |
KENKO | W4フィルター | Φ62mm | \3,300 | 2 | \6,600 | |
KENKO | SQソフトンⅡB | 76mm角 | \2,200 | 1 | \2,200 | |
KENKO | SQフォギー | 76mm角 | \1,500 | 1 | \1,500 | |
KENKO | マルチホルダー | SQフィルター用 | \600 | 1 | \600 | |
KENKO | アダプターリング | Φ62mm | \500 | 1 | \500 | |
KENKO | アダプターリング | Φ55mm | \500 | 1 | \500 | |
KENKO | ステップアップリング | Φ62mm → Φ55mm | \1,000 | 1 | \1,000 | |
三脚 | Velbon | SX681B | ビデオ用三脚 | \34,800 | 1 | \34,800 |
Velbon | #360 | SX681B用ケース | \3,850 | 1 | \3,850 | |
Velbon | mini-F | ローアングル用三脚 | \9,700 | 1 | \9,700 | |
Velbon | mini-F専用 | mini-F専用ケース | \600 | 1 | \600 | |
Velbon | DL-8 | ビデオ三脚用ドリー | \18,500 | 1 | \18,500 | |
録音 | SONY | TC-3000SD | カセットデンスケ | \74,800 | 1 | \74,800 |
SONY | ECM-260F | エレクトロコンデンサーマイク | \8,500 | 2 | \17,000 | |
SONY | ECM-99A | ステレオマイク | \7,900 | 1 | \7,900 | |
SONY | SAD-102 | ステレオ録音用マイクアーム | \2,500 | 1 | \2,500 | |
SONY | SAD-30 | マイクアーム用マイクホルダー | \400 | 2 | \800 | |
SONY | DR-6M | ステレオヘッドホン | \9,800 | 1 | \9,800 | |
照明 | LPL | #207 | ランプホルダーDX | \2,800 | 3 | \8,400 |
ミラノ産業 | L-LC | ランプケージ | \1,700 | 3 | \5,100 | |
TOSHIBA | レフランプ | 500W | \1,800 | 4 | \7,200 | |
TOSHIBA | レフランプ | 300W | \1,300 | 1 | \1,300 | |
編集 | GOKO | MM-5 | ノンフリッカーエディター | \32,500 | 1 | \32,500 |
GOKO | フレームカウンター | フィルムエディター用 | \3,000 | 1 | \3,000 | |
GOKO | フィルムクリーナー | フィルムエディター用 | \950 | 1 | \950 | |
LPL | L7251 | ステレオサウンドスプライサー | \8,500 | 1 | \8,500 | |
映写 | ELMO | GS-1200ステレオ | 8mm映写機 | \328,000 | 1 | \328,000 |
合 計 | \1,019,200 |
フィルム
メーカー | 品名 | 摘要 | 当時の定価※1 | 個数 | 金額 | |
---|---|---|---|---|---|---|
フィルム※2 | FUJIFILM | R25 | \1,050 | 25 | \26,250 | |
FUJIFILM | RT200 | \1,290 | 30 | \38,700 | ||
現像 | FUJIFILM | 8mm現像 | \590 | 55 | \32,450 | |
マグネコ | FUJIFILM | マグネコ―ティング | 最低料金 | \960 | 5 | \4,800 |
1m | \60 | 286 | \17,160 | |||
合 計 | \119,360 |
編集消耗品
メーカー | 品名 | 摘要 | 当時の定価※1 | 個数 | 金額 | |
---|---|---|---|---|---|---|
編集 | GOKO | フィルムクリーナー液 | フィルムクリーナー用 | \700 | 1 | \700 |
GOKO | フィルムクリーナー用フェルト | フィルムクリーナー用 | \300 | 3 | \900 | |
GOKO | 編集用手袋 | \250 | 3 | \750 | ||
FUJIFILM | スプライシングテープ100 | スプライサー用 | \330 | 2 | \660 | |
FUJIFILM | スプライシングテープ500 | スプライサー用 | \1,200 | 4 | \4,800 | |
LPL | 120m-400ftリール | 編集用 | \850 | 4 | \3,400 | |
LPL | 30m-100ftリール | 予告編用 | \350 | 1 | \350 | |
ELMO | 800ftリール | 完パケロール用 | \2,000 | 1 | \2,000 | |
合 計 | \13,560 |
ロケ
場 所 | 内 訳 | 金 額 |
---|---|---|
大垣ロケ | 宿泊※3、交通費※4、昼食代※5、その他 | \50,000位 |
横浜ロケ | 交通費※4、その他 | \20,000位 |
その他ロケ | 交通費※4、その他 | \10,000位 |
合 計 | \80,000位 |
制作費合計(概算)
総合計 | \1,232,120位 |
- ※1 当時の定価は、当時のカタログや製造メーカーに直接確認した正確な金額。
- ※2 フィルムの本数はレシートが残っている分のみ。NGフィルムの量から実際はこれ以上であると推察される。例えばクランクインは2月19日だが、それ以前にフィルムを買ったレシートは残っていない。フィルムを買わずに撮影できるはずはないので、記録にないが確実に何本か買っているはずだが、証拠がないのでカウントしていない。
- ※3 宿泊はユースホステル。1泊2食付き、シーツ代、冬季暖房代込みで、7人で2泊した合計料金は21,600円。安い!
- ※4 交通費は、主にガソリン代、駐車場代、有料道路代など。劇中車とスタッフ車の最低2台以上での移動。
- ※5 普段の昼食は自己負担でお願いしていたが、大垣ロケはあまりに大変だったので、こちらで負担した。
あの頃は、今みたいにクラウドファンディングで制作費を援助してもらえるシステムなどないから、必要なお金は全て自分で用意しなければならず、まさに心血注いで作った作品と言えますね。でもその代わり何の制約もなく自由にやれたから良しとしましょうか(^-^)。
それにしても、1984年当時の120万円って、今のいくらくらいの価値だ?
制作日程
日程調整の何が大変って、スタッフ・キャストとも全員ボランティアなので、個々人の予定が最優先になります。なので、まず全員のスケジュールを聞き、参加可能な日をパズルのように組み合わせて撮影可能なシーンを選び出し、その旨を参加者に伝え了解を得て始めて撮影の準備にかかれるという具合に、そのスケジュール調整が複雑怪奇で超大変でした。
こうやって記録をまとめてみると、そんなスケジュール調整を行いながら、よくぞ毎日のように撮影できたなと、我ながら感心します。
いやそれよりも、みんなよくぞこんな無茶な撮影に付き合ってくれたなと、改めて全ての関係者に心から感謝します。
日付順
日付 | S# | 柱 | ロケ場所 | 所在地 |
---|---|---|---|---|
2/19(日) | 23 | 校門前の並木道 | 学芸大学前#1 | 小金井 |
2/25(土) | 10 | 大学前のバス停 | 学芸大学前#2 | 小金井 |
11 | フロントガラス越しの道 | 国道20号 | 国立 | |
12 | 車の中 | 東八道路 | 小金井 | |
29 | 車の中 | 東八道路 | 小金井 | |
3/4(日) | 63 | 大学・ホール | 工学院大学#1 | 新宿 |
3/6(火) | ─ | (移動日) | ─ | 東京~名古屋 |
3/7(水) | 88 | 電車内(早朝) | 電車内 | 名古屋~岐阜 |
3/8(木) | 91-1 | 大垣駅(朝) | 大垣駅 | 大垣 |
3/9(金) | 90 | 電車内(朝) | 電車内 | 岐阜~大垣 |
91-2 | 大垣駅(朝) | 大垣駅 | 大垣 | |
92 | 大垣駅・駅前(朝) | 大垣駅 | 大垣 | |
3/11(日) | 25 | 事務所・稽古場 | 府中市中央文化センター#1 | 府中 |
28 | 事務所・稽古場 | 府中市中央文化センター#1 | 府中 | |
3/12(月) | 13 | 事務所・前 | 府中市中央文化センター#2 | 府中 |
24 | 事務所・前 | 府中市中央文化センター#2 | 府中 | |
26 | 事務所・前 | 府中市中央文化センター#2 | 府中 | |
27 | 事務所・ロビー | 府中市中央文化センター#2 | 府中 | |
3/14(水) | 34 | 横浜の喫茶店(夜) | ありす#1 | 国立 |
42 | 音楽スタジオ・中 | クリエイト・イン | 国立 | |
43 | 音楽スタジオ・外 | クリエイト・イン | 国立 | |
3/15(木) | 3 | 中央線の駅・ホーム(朝) | お茶の水駅 | お茶の水 |
4 | 同・改札(朝) | お茶の水駅 | お茶の水 | |
58-1 | スクランブル交差点(夕方) | お茶の水駅 | お茶の水 | |
3/17(土) | 16 | アキラの部屋 | みゆき荘#1 | 初台 |
18 | アキラの部屋 | みゆき荘#1 | 初台 | |
20 | アキラの部屋 | みゆき荘#1 | 初台 | |
22 | アキラの部屋 | みゆき荘#1 | 初台 | |
44 | アキラの部屋(夜) | みゆき荘#1 | 初台 | |
45 | アキラのアパート・全景(夜) | みゆき荘#1 | 初台 | |
46 | アキラの部屋(夜) | みゆき荘#1 | 初台 | |
3/18(日) | 66 | アキラのアパート | みゆき荘#2 | 初台 |
70 | アキラのアパート・全景(夜) | みゆき荘#2 | 初台 | |
71 | アキラの部屋(夜) | みゆき荘#2 | 初台 | |
72 | アキラのアパート・外階段(夜) | みゆき荘#2 | 初台 | |
73 | アキラの部屋(夜) | みゆき荘#2 | 初台 | |
75 | アキラの部屋(夜) | みゆき荘#2 | 初台 | |
3/19(月) | 37 | のみや | 赤天狗 | 府中 |
60 | 中央線(夕方) | 三鷹とか? | 三鷹? | |
69 | 事務所 | 府中グリーンプラザ | 府中 | |
3/20(火) | 15 | Tシャツ屋・Pine | Pine#1 | 国立 |
17 | Tシャツ屋・Pine | Pine#1 | 国立 | |
19 | Tシャツ屋・Pine | Pine#1 | 国立 | |
21 | Tシャツ屋・Pine | Pine#1 | 国立 | |
47 | スナック | ありす#2 | 国立 | |
57 | Enfant | Enfant | 国立 | |
3/22(木) | 1 | マリコの部屋(朝) | めぞんどぐりむ#1 | 西調布 |
36 | マリコのアパート・前の道(夜) | めぞんどぐりむ#1 | 西調布 | |
61 | マリコの部屋(夜) | めぞんどぐりむ#1 | 西調布 | |
3/24(土) | 8 | 大学・廊下 | 工学院大学#2 | 新宿 |
9 | 大学・661教室 | 工学院大学#2 | 新宿 | |
53 | 大学・教室 | 工学院大学#2 | 新宿 | |
54 | 大学・ある部屋 | 工学院大学#2 | 新宿 | |
55 | 大学・廊下 | 工学院大学#2 | 新宿 | |
56 | 大学・ある部屋 | 工学院大学#2 | 新宿 | |
3/25(日) | 14 | 事務所・中 | 八王子大和田市民センター | 八王子 |
38 | 事務所 | 八王子大和田市民センター | 八王子 | |
62 | 事務所 | 八王子大和田市民センター | 八王子 | |
3/26(月) | 49 | ホテル入口(夜) | 渋谷のホテル街 | 渋谷 |
51 | ホテル入口(夜) | 渋谷のホテル街 | 渋谷 | |
58-3 | スクランブル交差点(夕方) | 渋谷109 | 渋谷 | |
3/29(木) | 31-1 | 港の見える丘公園・入口(夕方) | 港の見える丘公園#1 | 横浜 |
32-1 | 港(夕方) | 港の見える丘公園#1 | 横浜 | |
33-1 | 港の見える丘公園(夕方) | 港の見える丘公園#1 | 横浜 | |
35 | 港(夜) | 港の見える丘公園#1 | 横浜 | |
3/31(土) | 5 | 街(朝) | 小金井駅前 | 小金井 |
6 | 大学前の道(朝) | 学芸大学前#3 | 小金井 | |
7 | 校門前の並木道(朝) | 学芸大学前#3 | 小金井 | |
59 | 中央線・車内(夕方) | 中央線 | 電車内 | |
4/3(火) | 86 | 風景(夜) | 神奈川県二宮辺り | 二宮 |
4/4(水) | 89 | 風景(早朝) | 静岡県のどこか | 静岡 |
4/8(日) | 64 | 大学・校門 | 学芸大学前#4 | 小金井 |
67 | Tシャツ屋・Pine | Pine#2 | 国立 | |
68 | 街 | 学芸大学前#4 | 小金井 | |
4/17(火) | 48 | ホテル裏(夜) | (不明) | ? |
50 | ホテル裏(夜) | (不明) | ? | |
52 | ホテル裏(夜) | (不明) | ? | |
4/21(土) | 39 | 街 | 西調布駅前 | 西調布 |
40 | マリコのアパート | めぞんどぐりむ#2 | 西調布 | |
41 | マリコの部屋 | めぞんどぐりむ#2 | 西調布 | |
4/23(月) | 30 | 第三京浜入口 | 第三京浜入口 | 世田谷 |
4/28(土) | 65 | マリコのアパート | めぞんどぐりむ#3 | 西調布 |
5/19(土) | 74 | 東京駅(夜) | 東京駅 | 東京 |
76 | 東京駅(夜) | 東京駅 | 東京 | |
77 | 電車内(夜) | 東京駅~電車内 | 電車内 | |
79 | 電車内(夜) | 電車内 | 電車内 | |
81 | 電車内(夜) | 電車内 | 電車内 | |
83 | 電車内(夜) | 電車内 | 電車内 | |
85 | 電車内(夜) | 電車内 | 電車内 | |
7/15(日) | 31-2 | 港の見える丘公園・入口(夕方) | 港の見える丘公園#2 | 横浜 |
32-2 | 港(夕方) | 港の見える丘公園#2 | 横浜 | |
33-2 | 港の見える丘公園(夕方) | 港の見える丘公園#2 | 横浜 | |
58-2 | スクランブル交差点(夕方) | 港の見える丘公園#2 | 横浜 | |
8/30(木) | ─ | アフレコ(テスト) | ─ | 府中 |
10/21(日) | ─ | アフレコ | ─ | 府中 |
10/28(日) | ─ | アフレコ | ─ | 府中 |
11/4(日) | ─ | アフレコ | ─ | 府中 |
11/18(日) | ─ | アフレコ | ─ | 府中 |
11/25(日) | ─ | アフレコ | ─ | 府中 |
ちなみに、S#の背景が赤系なのはR25での撮影シーン、青系なのはRT200での撮影シーンを意味します。